うづらのたまご

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『海辺の生と死』

たくさんの観客に補助席が準備され


初めてこのひとを観たのは、映画『最悪』
事件の被害者となる役柄だったのだけれど
感情移入することができず
それは
前後の流れからして
それがもっともふさわしい解釈なのだと
エンドロールを観たキオク
いい意味なのか
悪い意味なのかは
ワカラナイのだけれど
なにかがひっかかる
女優・満島ひかりさん


映画 『海辺の生と死』

昭和19年12月、奄美カゲロウ島(モデル・加計呂麻島)。
国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長朔中尉と出会う。
時の経過とともに敵襲は激しくなり、広島に新型爆弾が落とされる。
そして、ついに朔が出撃する日が。

脚本 越川道夫さん
監督 越川道夫さん
原作 島尾ミホさん
出演  満島ひかりさん 永山絢斗さん 津嘉山正種さん


どれだけたくさんの尊い生命を奪い
爪痕を残したのか
終わってなどいない
『それ』は


えーが館を後に
脳内ぐるぐる『島唄』
「ああ、このひとの声だ」という着地
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『Hacksaw Ridge』

「どれ見せでみらいん
えらぐおっきなおにがらだごだ *おにがら=カブトムシ
よぐ捕まえだごだ、ばっこ待ってろな
今、こしぇでけっからな」

母の運転免許取得のため
小学校の夏休みの間中滞在した
母の姉の嫁ぎ先

朝から夜まで教習所の母
おっぴさんと、伯母は野菜売り
従兄弟たち4人はそれぞれ仕事

農作業をする伯父と
飼い主を見つけた犬のように
ずっと一緒に
過ごした夏休み

大きな声など決して出さず
男の子のような私の名前を
いつも『クン』付けで
それはどう考えてもぴったりとして

「あづいな、ん?こいづが?
『テッポウの玉』こごさ当だったんだ
『センソウ』さ行ったどぎな
もすこしででぎっからな」

醤油をかけただけのそうめん
コップ一杯の晩酌と静かな夜話
お風呂から聞こえる『さんさ時雨』
ウツクシイ虫かご




映画 『Hacksaw Ridge』

第二次世界大戦の激戦地、難攻不落の〈ハクソー・リッジ〉。*沖縄の前田高地
その150mの断崖を駆けまわり、たったひとりで多くの命を救った男、デズモンド・ドス。
何ひとつ武器を持たない彼が手にしていたのは、モルヒネと包帯だけだった。

監督 メル・ギブソン氏
出演 アンドリュー・ガーフィールド氏 サム・ワーシントン氏 ルーク・ブレイシー氏 他


伯父の目に映る今の日本とは
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『光』

雨戸をがらがら飛び込んでくる空
鼻孔をくすぐる潮
頬を撫でる風
喉を流れる白く曇ったコップの水
まあるい頭に結う三つ編み
大好きな歌声
乗っける鼻歌
呼び鈴でばたばたと玄関
「おかえり」
開けるドア


あたりまえな今日が
ただ
ありがたい


映画 『光』
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視聴障碍者向け『映画の音声ガイド』の仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマンと出会う主人公。
命よりも大事なカメラを前に、次第に視力を奪われていくカメラマンを前に、主人公の何かが変わり始める。

監督・脚本  河瀨直美さん
出演    永瀬正敏さん 水崎綾女さん 藤竜也さん 他





こんなことも
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あはは どっちだやったのはー
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『家族はつらいよ 2』

ひさしぶりの映画はレディースデイだし混雑覚悟。
だったのにだったのに。
観客まばらばらばら。
なのになのに。
右隣にはふたりのおばあちゃん。

「ねえ、昨日電話くれてありがとね」
「ううん、急だからどうかなーとおもったんだけど」

「嬉しかったわ」
「あら、よかった」

「ねえ、また映画あったら誘ってくれない?ひとりで映画ってのもさ」 いやおいらひとりで来ちゃったよココロノツブヤキ
「いいわよ」

「でもあれね、楽しいのがいいわね」
「そう?」

「もう、チャンバラみたいなのは観たくないの」
「時代劇っていうこと?」

「時代劇っていうか、闘っているのはもう観たくないのよ。どこ見ても闘っているじゃない。闘いはもううんざりなのよ」
「あなたそんなに毎日闘っているの?大変ねえ」

あはははははー。どツボるココロノナカ




映画『家族はつらいよ 2』
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熟年離婚の危機を乗り越えた平田家。
気ままなドライブを楽しんでいる一家の主、周造。
車にへこみ傷が目立つようになり、運転免許を返納させようと画策する家族。
ひょんなことから再会した、周造の高校時代の友人を家に泊めたことから大騒動に。



大根千切りとんとんとん。
つんつんつん、背中方面。

ん?
「ぬ(´・_・`)」by 3月から続く絶賛マイブーム『ぬ』中2娘 放置中
うん。


にんじん千切りとんとんとん。
つんつんつん、背中方面。

なあに?
「ぬ(´・_・`)」
うん。


油揚げ千切りとんとんとん。
つんつんつん、背中方面。

ぬ。
「ず (´・_・`)」
あはははは。

こんな家族。どんな家族。




『家族はつらいよ 2』
監督 山田洋次さん
脚本 山田洋次さん 平松恵美子さん
出演 橋爪功さん 吉行和子さん 西村雅彦さん 他
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『人生フルーツ』

さーて、やりますか。
大1息子の部屋、ちょいと侵入。
雨戸がらがら、リネン類洗濯、布団乾燥、窓ふき、カーテンもついでに洗濯しちゃえ。


机の上
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は、そのまま


これは、いつだったっけ
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拳 痛かったろうに


まだ時間あるから
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階段下のブラインド掃除


映画『人生フルーツ』
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風が吹けば、
枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、
土が肥える。
土が肥えれば、
果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ。


どれもこれも
ここにつながるものであったのだと
今は


『人生フルーツ』
プロデューサー 阿武野勝彦さん
出演 津端修一さん 津端英子さん
ナレーション 樹木希林さん


あ、
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一曲聴いちゃお


ただいまー、およ?部活かい
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いまだ流行中『ぬ』中2娘(´・_・`)


大1息子へ、きれいな寝床のプレゼント
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あとは自分でやってちょんまげ
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『この世界の片隅に』

置かれた状況を
厭わず
考え
工夫し
愛し
愛され
笑いあい
積み重ねる
暮らし
そんな
豊かさと強さ



映画 『この世界の片隅に』
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昭和19年。
18歳の『すず』は生まれ故郷の広島市江波を離れ、呉に嫁ぐ。
戦争が進み様々な物資が不足するなか、工夫を凝らして暮らしていく。
大切なものたちが奪われていくが、日々の暮らしは続く。
そして昭和20年の、夏。



生きるために
買い出しに行って被曝したという
会ったこともない女性と
懸命に伸ばした枝葉たちの今が
やさしさに包まれた穏やかなものであってほしい



蛙声爺さんに感謝

『ヒトラーの忘れもの』

授かったときの嬉しさと
対極にある不安
自分の中に息づく生命に
幾度呼びかけ
祈っただろう
「どうか無事に」
命がけで生まれてきた
ちいさな生命を
必死に育ててきた
生命を
いとも簡単に連れて行ってしまうのだ
それは


映画 『ヒトラーの忘れもの』
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第二次大戦後のデンマーク。
ナチが埋めた200万個以上の地雷を撤去したのは、大半が15歳から18歳のドイツ人少年兵だった。
異国に置き去られた彼らは、母国の罪の償いを強いられるよう危険な作業を命じられ。
半数近くが死亡、もしくは重傷を負った。

脚本・監督 マーチン・サントフリート
出演 ローラン・ムラ  ミゲル・ボー・フルスゴー  ルイス・ホフマン






「サイズなかったら出すんで」 by 靴屋さんの金髪女子店員さん
はーい。

「サイズなかったら出すんで」
これと同じサイズで、もう一足靴が欲しいんだけど。イマドキの男子高校生ってどんな感じですの?

「あ、これ今流行ってて、誰かがインスタにアップしたら品切れになっちゃって、入荷したばっかなんです」
あれ、その履いてるのと同じ?

「あ、そうなんです。ソッコーイロチで買ったんす」
ふーん。あたし選ばないタイプだなあ。そのカーキのズボンにも合うね。

「そっすか。まじっすか」
うん。じゃあこっちやめて、そのタイプ色違いで買ったほうがいいかなあ。

「いや、イロチより、それはあったほうがいいと思います」
じゃあ、あなたが履いてるのとおなじのでサイズある?

「あ、ありますあります」
じゃあ、それお願いしますー。

「パンツの裾すこしまくって、靴下でも遊べます。なんちゃらかんちゃら…。よかったら靴下もあります。三足で安いっす」
あ、じゃあ、その靴に合う靴下、三足選んでくれる?

「え、いいんすか?あたし選んでいいんすか?」
うん、おしゃれだから。

「まじっすか、気合入るな。なんか嬉しいな。これとこれと、うーんあとこれいいとおもうんだけどぶつぶつ
若くておされなおねーさんが選んでくれたって言ったら、息子喜ぶかも。

「あ、あたし二十歳っすから」  
息子と2個違いだ。

「まじっすかー」笑うと幼ねーなおい



店員さんセレクト
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ありがとねー
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『戦場のピアニスト』

息苦しいまでの時間が終わり
誰ひとり立ち上がらない客席
エンドロールは
ピアノを弾く主人公の手


つくる
あてる
なおす
たしかめる
あわす
繋ぐ
抱く
包む
撫でる
奏でる


手は、そんなふうに





映画『戦場のピアニスト』
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第二次世界大戦下ナチスドイツ軍に占領されたワルシャワ。
迫害され踏みにじられながらも生き延びた実在のピアニストの記録。

監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロナルド・ハーウッド
原作 ウワディスワフ・シュピルマン
出演 エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン 他

みのろーにんさんに感謝  
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『五島のトラさん』

なにに価値を見出すかはひとそれぞれで


この『五島』という場所にこだわり
生きる術を常に模索し
うどんと塩の製造業を営み
7人のこどもたちそれぞれと向き合い
酒を愛し
こどもの巣立ちのとき
涙を流す『トラさん』

決して前面に出ることなく支え続けた奥さんをおもう

テーマ曲として流れる『案山子』といううたを
若かった頃とは違う気持ちで聴いた




映画『五島のトラさん』
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「自分の子どもは、自分で鍛える」
長崎市の西方100キロに浮かぶ五島列島北部の新上五島町。
五島うどんと塩の製造業を営む9人家族の22年の軌跡。
ちいさな離島に残るひとつの家族の形。

監督 大浦勝
製作 テレビ長崎
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『お父さんと伊藤さん』

スクリーンを観ているのがしんどくて
何度も椅子から腰を浮かせた
それでも
観なければイケナイような気がして
目を背けてはイケナイような気がして
いや
目が離せなくなったのだ
それは
善悪のボーダーラインの危うさ
誰でも持ちうる狂気
それらと背中合わせの日常
『リリー・フランキー』というひとに
見せつけられた気がした映画『凶悪』








映画 『お父さんと伊藤さん』
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私・34歳 書店アルバイト、彼氏・54歳 給食のおじさん、お父さん・74歳 頑固な元教師  
今日から三人で暮らすことになりました。 


『家族』という実に厄介な関係性のなか
終始出すぎることのない
何気ないあたたかさ
視線のぬくもり
懐の深さ
流されず抗わず
それでいてゆるぎないものが根底にある
リリー・フランキーさん演じる正体不明の『伊藤さん』

またやられた


監督 タナダユキさん
脚本 黒沢久子さん
原作 中澤日菜子さん
出演 上野樹里さん・リリー・フランキーさん藤達也さん  他

ポイント鑑賞
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『グッドモーニングショー』

定時に職場を後に
バイクを走らす
風呂釜に湯を張りながら
簡単な晩ご飯
留守番のうさぎとインコたちを自由にさせて
立ち仕事でだるくなった両足を湯船に
テレビの前に寝転んで
まとわりついてくるうさぎを撫でながら
先週の続きのドラマの始まりを

たしかにあったのだけれど、そんなころが





映画 『グッドモーニングショー』
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朝のワイドショー『グッドモーニングショー』のメインキャスターの主人公。
かつては報道番組のエースキャスターだったのだが、災害現場からのリポートが世間から非難を浴び、番組を降板。
以来、恐怖心から現場からのリポートができなくなり、現在に至る。

脚本・監督 君塚良一さん
出演  中井喜一さん 長澤まさみさん 浜田岳さん 吉田羊さん 松重豊さん 時任三郎さん 他

俳優さんたちは好演
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『ストリート オーケストラ』

締め切っていた雨戸をがらがらがら。
弱めの風。
これなら大丈夫、布団干し。
昨日さぼった洗濯物は大量で。
でも今日はリネンもまとめて。


雨戸のお蔭でそんなに汚れてはいないけれど。
窓ガラスも。
このほうが空がきれい。
フローリングはきつく絞った雑巾で。
喜ぶ裸足。


猫の額の植物たちのご機嫌は。
もうすこしで涼しくなるから。
もうすこし。
ひとつも実らなかったブルーべりー。
そんなときがあってもいいではないか。
家の仕事午前の部終了。
さあ。






映画 『ストリート オーケストラ』
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交響楽団のオーディションに落ちたヴァイオリニストが紹介された仕事は、スラム街の学校での音楽教師。
暴力が最大の力だと信じていたスラム街のこどもたちが、音楽にも人を変える力があることを知り、演奏を通して人生で初めて自分達に価値を見出していく。

映画 『ストリート オーケストラ』
監督・脚本 セルジオ・マシャード
出演 ラザロ・ハーモス カイケ・ジェズース サンドラ・コルベローニ 他







まわりを見渡して、こどもがいなければここの席
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緊張した整った顔立ち。
まだ学生服が似合いそう。
車掌さんの卵かな。
隣の眼鏡をかけた細身のひとには『指導中』の腕章。
発車するときの指先確認。
白い手袋の人差し指の美しさに見入る。

こどもの
若者たちの
可能性を握りつぶしてはイケナイ。
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『繕い裁つ人』

父は夜勤いってらっしゃい
始まる母の手仕事
今日はミシン

右手にあるハンドルをぐいっ
つまさきがわに
かかとがわに

いそがしく動く足を
組み立てられたミシンの
秘密基地からのぞきこむ

針先をまっすぐ見つめる
母の顔は
『べつのひと』のようで




DVD 『繕い裁つ人』 雨戸閉めきったまま

ちいさな看板が掛けられた、古びた洋風の一軒屋「南洋裁店」
一代目の祖母が作った服の仕立て直しとサイズ直し。
先代のデザインを流用した新作を、生活のためにすこしだけ。
゛頑固じじい゛のような主人公は、それで満足だったのだけれど。

出演 中谷美紀さん 三浦貴大さん 片桐はいりさん 他




台風に備えて閉めきった雨戸。
押し入れにしまっておくよりは。
さあ出番だよ。
新しいタオルたち。


使い古したタオルは半分に ちょきちょきちょき
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ただまっすぐに。
だだだだだだだ。

からっぽの頭で。
だだだだだだだ。

ただただまっすぐ。
だだだだだだだ。


ミシンでぞうきん
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あー、夏休み超絶長かったーーー。
ぞうきん縫い終わって雨戸開けたら、晴れてた。
あらら。
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『シン・ゴジラ』

7月30日夜
あと少しで眠りに落ちそうなとき
いきなり寝室のドアが開いて

「かあさん『シン・ゴジラ』は絶対に観たほうがいいよ」 by 高3息子

興奮気味にきみが。



映画 『シン・ゴジラ』
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現実(ニッポン) 対 虚構( ゴジラ)。



今日、ゴジラ観てきたよ
そう言ったら
「あの中で一番仕事をしていたのは誰だとおもう?」
聞かれたので答えたら
「だよな」
すこし嬉しそうな顔をして
「オレ、ほんとは二回観たんだ」
そう言って笑った。



我が家の『かいじゅう』は、もう「がおー」とは言わないのだろうな *6月9日 日記
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うずらのたまごフライを食べながら



きみの意見に賛同いたす。

監督・脚本 庵野秀明
出演 長谷川博己さん 竹野内豊さん 石原さとみさん  他
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『セトウツミ』

ひととひとが出逢う方法というのはいくらでもあるわけで
これだけたくさんのひとがいる世の中で
何かの縁で繋がって


おもいに耳を傾け
言葉のカケラにおもいを馳せ
他愛もない話をして、笑って
元気のないときには、ただそばに


たいせつにしている時間であり居場所
これからも







映画 『セトウツミ』
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高校二年生の『セト』と『ウツミ』は、放課後を河原でダラダラと喋りながら一緒に過ごす。
塾通いのインテリ眼鏡『ウツミ』
元サッカー部のお調子もの『セト』

ケンカもない。
部活もしない。
壁ドンもない。
『喋る』だけの放課後。

「この川で暇をつぶすだけの そんな青春があっても ええんちゃうか」

こんなふたりがいとおしい。


監督 大森立嗣さん
原作 此元和津也さん
出演 池松壮亮さん 菅田将暉さん 中条あやみさん
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『団地』

玄関先の花がらを摘んでいたら熱視線びしびし。

「はっはっはっはっ」
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くりちゃーん このあと絶賛写真撮影不能


ぶるんぶるんぶるん と見える走りっぷり
どおおおん 体当たり
うひゃうひゃうひゃ
あひゃあひゃあひゃ
わしゃわしゃわしゃ ひととおりコーフンタイム終了


しゃがんで、あへあへくりちゃん撫でつつ。

おさんぽ行ってきたのー  なでなで
「はいっ、お散歩行ってきました」

暑かったでしょうー  こんどはこっちなでなで
「暑くて暑くてもう今年の暑さは大変ですっ」

あれ、くりちゃんちょっとスリムになったかな  お腹なでなで
「はいっ、8kgになりましたっ、あとすこしと先生に言われています」

くりちゃん口の『ゴムパッキン』見せてにーって  口びろーん
「はいっ、にー」

おうち帰ってお水飲まないと  頭なでなで
「はいっ、お水飲んでエアコンのきいた部屋で昼寝します。今日はお会いできてコーフンしたのでぐっすりです」

あはは


くりちゃんと飼い主さんの絶妙な 広い意味での腹話術 堪能。






映画 『団地』 
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バイク事故で息子さんをを亡くしたご夫婦なのだ。
そうわかった瞬間の鼓動の速まりに怯む。
淡々とした日常のなか。
ところどころに『在る』息子さんの体温が切ない。



とある団地に越してきたいわくありげな夫婦。
彼らが抱える秘密を暴こうとする住人たちが騒動を巻き起こす。


監督  坂本順治さん
脚本  坂本順治さん
出演  藤山直美さん  岸部一徳さん  大楠道代さん  石橋蓮司さん  他
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『緑はよみがえる』

元アメリカ軍兵士の言葉。

We got nothing from the war.

その場にいたひとの言葉の重さ。






映画 『緑はよみがえる』
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1917年冬、北イタリアのアジアーゴ高原。
大雪で覆われた塹壕の中に、オーストラリア軍と対峙する前線のイタリア兵が。
仲間が飢えや病気でつぎつぎと倒れていく中。
不条理な指令を下す司令部。
追い詰められる兵士たち。


監督・脚本 エルマンノ・オルミ
出演 クラウディオ・サンタマ アレッサンドロ・スペルドゥーティ フランチェスコ・フォルミケッティ 他
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『すれ違いのダイアリーズ』

環境ではなく
物質でもなく
善し悪しでもなく
伝えたいという想い
感じるココロ
感じようとするひと


速い・遅いではなく
多い・少ないでもなく
できる・できないだけでもなく
そこにあるもので
どうつなぐのか
惟みる力


文字のつらなりに
励まされ
導かれ
共感し
すれ違い
伝わりきらないもどかしさに
たとえ文字が歪んでも
ココロが動くという


そんな豊かさ



映画 『すれ違いのダイアリーズ』
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スポーツしか取り柄のない青年ソーン。
ようやく見つけた仕事は、山奥の湖に浮かぶ水上学校の先生。
電気なし・水道ない・携帯電話もつながらない場所。
生徒のこどもたちとも打ち解けられず、孤独なソーン。
ある日、前任女性教師エーンの日記を見つける。



監督 ニティワット・タラトーン
出演 スクリット・ウィセートケーオ  チャーマーン・ブンヤサック

たんめん老人さんに感謝。






「あ、お花変わったね(´・_・`)」
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そそそ、紅花ってなんかつんつんしててかわいいから
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『ボーダーライン』

映画『ボーダーライン』
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生活の中にある銃声。
無法地帯。
主人公の女性と共に味わう『無力感』『敗北感』

善悪の境界線とは。


あ、そうか『チェ・28歳の革命』のひとだ。
ベニチオ・デル・トロ氏。
家に着いて気づく。おせーな。


監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 テイラー・シェリダン
出演 エミリー・ブラント  ベニチオ・デル・トロ  ジョシュ・ブローリン 他
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『無伴奏』

ジュンコはストレートヘアを肩まで伸ばし。
顎のラインがつんとした、女子高のクラスメイト。
五分ほどのちゃり通学の私とは違い。
汽車を乗り継いで高校に。


「このブラウスは汽車でつり革につかまると、脇の下が見えてしまう」
学校指定のブラウスは襟に芯が入っていなく、半袖の袖口もゆったりめ。
「開襟シャツでの通学を認めてほしい」
そんなことを、ずっと教職員や生徒会、クラスメイトに訴え続け。


制服やら規則やらに特別の感情を抱いていなかった私は。
ジュンコの。
『ブラウス問題』に注ぐ情熱を、視界の隅になんとなく入れてはいたのだけれど。
その行方がキオクからすっぽりと抜け落ちており。


映画の冒頭。
『制服廃止闘争委員会』なるのもを結成した、高校三年生の主人公。
黒板の前で制服を脱ぐシーン。
結局のところ『ブラウス問題』はどうなったのか、ジュンコは今どうしているのだろうか。





映画 『無伴奏』
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1969年反戦運動や全共闘運動が起きていた激動の時代。
主人公・響子が少女から大人になる二年間の軌跡。

ウツクシイ日本語。
やり場のない衝動感。
捉えどころのないココロ。
心地いいパッヘルベルのカノン。


監督 矢崎仁司さん
原作 小池真理子さん
出演 成海璃子さん  池松壮亮さん  斎藤工さん  他






深夜ふいに思いつき、母の鏡台の前に座り。
左手で髪の毛をとかし、裁ちばさみで髪を短く切った。
あれは高校二年生のとき。
案外、そんなことだったのかもしれない。


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こんな映画館は『昭和』が
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『家族はつらいよ』

年齢層高め、ご婦人多し。


小学校に上がった娘が、毎日おともだちとポケットティッシュを1枚ずつ交換してくるという不思議な行動をしていたのだけれど。
それはオソラク『なんちゃらの香り』であったり、プリントされているイラストの違い的なものを交換していたのだと思われ。
集うと物々交換をするのは、小学生女子だけではないのだな。
あめ、ガム、個包装になったおせんべいやら漬物、チョコレート。
映画が始まる前、ご婦人たちの物々交換に目を奪われる。

そうだよな。
何かあった場合。
必要最低限のものしか入っていない、ワンショルダーバッグ。
入っていたとしても『チュッパチャプス』1本のあたしは、かなりの勇気を持って口に入れねばならないし。
いや、おそらそれは憚られると思われ。
1本のチュッパチャプスを、何か破壊力のあるもので粉砕したところで。
「これ、どうぞ」と粉々になったチュッパチャプスを渡されたほうの居心地の悪さ。
鞄に食糧を携えているご婦人たちのほうが、圧倒的に危機管理的なものがなされているのだろうな。
などと着地してみる。 ちょっとチガウような気がしないこともない






映画 『家族はつらいよ』
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三世代同居の家族。
定年退職後、悠々自適に過ごしていた夫に、突然妻が「離婚してほしい」と言う。



どこの家族も、傍から見れば案外こんな感じなのかもしれず。
「そんなに面白いかなあ」
周囲の笑いの渦に入りきれずにいたのだけれど。
一撃くらってから笑いが止まらず。
場内の女性陣の爆笑っぷりが、全てを物語る。


映画 『家族はつらいよ』
監督 山田洋次さん
脚本 山田洋次さん 平松恵理子さん
出演 橋爪功さん 吉行和子さん 西村雅彦さん 夏川結衣さん 妻夫木聡さん 蒼井優さん 他

ワンショルダーバッグに入れとく食料何にすっぺ

『秋刀魚の味』

ほんのすこしのおせっかい
ウィットに富んだ会話
スーツにハット
暮らしの中にある敗戦
軍艦マーチ
向き合っているのは『ひと』であるということ




映画 『秋刀魚の味』
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「いい映画でしたね。いい時代でした」
ポスターを見ていたら、紺色キャップを被った高齢紳士が。



映画  『秋刀魚の味』
監督  小津安二郎さん
脚本  野田高梧さん  小津安二郎さん
出演  笠智衆さん  岩下志麻さん  佐田啓二さん  東野英治郎さん  他
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『十字架』

「おにいちゃん、びっくりするかな」
スリングに入った娘に話しかけながら
下校時間を見計らって、通学路の途中で待ち伏せを


校門から、見知った三人組
目に入ってきたのは
「ヒトゴロシー、ヒトゴロシー」と、指をさして言い続ける二人の男の子と
下を向いて、ちいさく砂を蹴りながら歩く『おにいちゃん』


先回りをして自宅に戻り
スリングから娘をおろし
息子の帰りを


ピンポーン
「ただいま」
にっこりと笑って言う息子を見て
「おかえり」
いつものように



こどもは、頑張っている
おとながおもっている以上に




映画 『十字架』
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自ら命を絶ったひとりの少年の想いを背負って生きる者たちの、20年にわたる心の軌跡の物語。



監督・脚本 五十嵐匠さん
 原 作  重松清さん
 出 演  小出慶介さん 木村文乃さん 富田康子さん 永瀬正敏さん 他 
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『死刑台のエレベーター』

映画館をめざし、つんのめるように急坂を。
曲がり角でナガイと遭遇。
「映画かい?」聞かれ。
そそそ、などと答える。


映画館に到着。
観ようと思っていた映画が上映されておらず。
映画館を間違えたことに気づく。
上映中の作品名を前にしばしぼー然。
ここは趣をかえ『手裏剣ジャー』といきますか。
いや、ちょっと待てよ。





『死刑台のエレベーター』
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フランス映画を観るのはおそらく初めて。

マイルス・デイビスの気だるいトランペット。
小物たちの美しさ。
見えない糸に縛られているような、小さな機械のない世界。
その機械がある今では、この物語は成立しないのかも。
便利さを手に入れ。
何を手離してしまったのか。


DVDを借りればよかった。
そうも思ったけれど。
たぶん、これが私の居心地のいい時間。
シートに身体を預ける。






ベランダで洗濯物を取り込んでいたら。
パーカーのポケットに入れたスマホから、嘉風くんが歌うカバー曲が流れ。
「きみは空をみてるか」
そんな言葉にはっとして空を。


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もう少し早く空を見上げていれば、飛行機が見えたのかも。
一瞬そう思ったけれど。
きっと、これはこれでいいのだ。
と。


晩のおかずは鶏の照り焼きだな。
飛行機が置いていった雲を見ていたら、ふいに。
名案だ、たぶん。
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『ハッピーエンドの選び方』

まだちいさかったころ。
伯母(母の姉)が嫁いだ大きな家の敷地には『離れ』と呼ばれる小屋が。
そこには、おじいさんと高校生くらいのお兄さん。
伯母がときどきおかずを運んで。



ひとり縁側で本を読んでいたら。
『離れ』のおじいさんが笑顔で寄ってきて。
「本買ってけっから、町さあべ」 本を買ってあげるから、町に行こう
そう、言われたのだけれど。
ただ首を横に振った。



私の母を産んですぐ、母の母親は亡くなり。
母の父親というひとは、大変な大酒のみで。
まだちいさかったこどもたちを、酒屋に走らせ。
どこかの女性と暮らすために、家を出た。
母は、年の離れた姉たちや、家を継いだ長兄のお嫁さんに育てられた。



私が小学校五年生のときに、伯母の家のほど近くに引っ越しを。
『離れ』にいた住人はすでにいなく、新しい物置となっており。
そのときに初めて、『離れ』にいたおじいさんが、私の祖父であったと。
年の離れた従姉妹に教えられた。



「初詣に行ってくる」と、新しい家族たちに言い残し。
車掌さんが、汽車の終点でも降りない客に声をかけたとき。
眠っているように、祖父は亡くなっていた。
それはおそらく『オトナのジジョー』というもので。
きちんと顔を見たのは、あの「町さあべ」と言われたときと。
お葬式の写真。
私が、中学一年生のときだった。



映画 『ハッピーエンドの選び方』
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エルサレムの老人ホームで暮らす、発明好きのヨヘスケル。
延命治療に苦しむ親友に「安らかに死なせてほしい」と頼まれ。
自らスイッチを押して、苦しまずに最期を迎える装置を発明。
自分の意思で安らかに旅立つ親友を見送る。
その後、愛する妻に認知症の症状が。






『尊厳死』『安楽死』を扱った映画を観ているとき。
ふっと頭に浮かんだのは。
何年も思い出したことがなかったひと。
「おじいさん」と一度も呼んだことがないひと。

息子が産まれた日。
「まさか、とうちゃんが亡くなった日に産まれてくるなんて」
祖父のことをほとんど話すことがなかった母が、そう言って息子を抱いた。



祖父の最期に初めて想いを馳せた。



監督 シャロン・マイモン  タル・グラニット
出演 ゼーブ・リバッシュ  レバーナ・フィンケルシュタイン  アリサ・ローゼン  

『母と暮せば』

長男はビルマ戦線へ。

夢枕に立った長男を見て、母親はその死を悟る。


三年前に原爆で命を落とし、亡霊となって現れた次男に母親が問う。

「どうしてあなたは来てくれなかったの?」

「兄さんは何日もジャングルをさまよって『母さんに会いたい、会いたい』と思ってた。でも、僕は何が起きたのかわからなかった」




映画 『母と暮せば』
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監督  山田洋二さん
出演  吉永小百合さん  二宮和也さん  黒木華さん  他
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『海難1890』

助けを求めているひと

困っているひと

助けを求めることをあきらめてしまったひと



ためらうことがあったとしても

手をさしのべられるか

寄り添いつづけられるか



繋いでいくには

渡すひとのこころと

受け取ったひとのこころ

繋げようとすること




映画『海難1890』
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100年以上にわたり友好関係を築いてきたトルコ。
1890年の『エルトゥールル号海難事故』が、1985年の『テヘラン邦人救出』へと繋がる。



監督 田中光敏さん
出演 内野聖陽さん ケナン・エジェさん 忽那汐里さん 他
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『起終点駅 ターミナル』

親子でなくても

兄弟でなくても

夫婦でなくても

恋人でなくても

仲間でなくても

友達でなくても

たとえ、ひとときのつながりであっても

顔すら知らなくても

ひとの心を解かす『えにし』はきっとある

『くくり』はいらない




映画 『起終点駅 ターミナル』
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『おわり』は『はじまり』につながっている

生きていてくれればいい



監督  篠原哲雄さん
出演  佐藤浩一さん、 本田翼さん  他
原作  桜木紫乃さん
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『JACK』

こどもは親を『選んで』産まれてくると。

どんなに未熟な親であっても。

家庭がどんな状況であっても。

自らの魂を磨くために『選んで』くるのだと。



ゆっくりおとなになればいい。

君たちが『らしく』『そのまま』になれる居場所でありたい。








映画   邦題 『ぼくらの家路』
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監督 エドワード・ベルガー   脚本 エドワード・ベルガー、ネル・ミュラー
出演 イヴォ・ピッツカー、ゲオルグ・アームズ、ルイーズ・ヘイヤー
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『ギャラクシー街道』

『振り返れば奴がいる』というテレビドラマで、脚本家『三谷幸喜』さんを知り。


当時、基本喜劇作家であることを知らずに、この作品を見たのだけれど。
それまで観ていた『テレビドラマ』とは全く違う印象を。


すでに舞台のチケットを入手することは難しく。
なんとか入手できたときは喜び勇んで。


テレビドラマ、映画、DVD、エッセイ、彼の作品をずっと。


エッセイで一番好きな『オンリー・ミー私だけを』
いつでもすぐに読める場所に。
何度読んでも、同じところで笑う。


舞台作品は断然『笑の大学』『12人の優しい日本人』
決して派手さはないけれど、このふたつ。




ああ、三谷幸喜さんは、今賑やかに幸せなんだろうな
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そんなことをふと。

ああ古い作品のDVD観たくなった
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『LOIN DES HOMMES』

雨がざあざあざあ。


こどもたちの通学路にある幹線道路。
毎朝アオヤマさんが旗を持って、横断歩道を渡るこどもたちを見守ってくれていて。
こんな日は、一緒に。


家の仕事を片付け、映画館。


2スクリーンしかないミニシアター。
映画名を言って、チケットを。
苦手な最新式の発券機ではなく、チケットは手から手へ。

ふだんはあまり飲まないのだけれど。
なぜかここに来ると必ず『瓶コーラ』
チケット売り場で見るそれはなんだかとても美味しそうで。
「瓶だからいいのかな」などと思いつつ毎回。


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席が指定されているのは便利だけれど。
椅子を見てから座る席を考えるのも悪くはなく。
今日の気分はこのあたり。

飲み物を置くところも、傘を立てるところもないけれど。
そんなに困ることではなく。
むしろこのくらいの方が居心地がいいわけで。

映画を観たいのはもちろんだけど。
この映画館が好きなんだ、きっと。





原題『LOIN DES HOMMES』  邦題ぴんとこず
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全く違う人生を歩んできた『ひと』と『ひと』
ほんの少し、タイミングがずれていたら出会わなかったのであろうか。
それとも。
やはり出会うように。
なにかで繋がっていたのであろうか。

重要な選択を迫られたとき。
背中を押したのが、いっときの温もりであったのなら。
その存在は計りしれない。

監督 ダヴィルト・オールホッフェン
原作 アルベール・カミュ
出演 ヴィゴ・モーテンセン、レダ・カテブ、他






たいへんな雨。
皆様が、どうかご無事でありますように。

うづら
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『野火』

小学三年生の夏休み、東北にある伯父の家に。
いつもの時間より早く、田んぼからあがってきた伯父は風呂場へ。



いつもより長い風呂。

いつもより丁寧に剃られたひげ。

いつもより念入りに整えられた髪。

いつもとは違う白い開襟シャツ。

いつもとは違うズボン。

いつもとは違う皮の靴。

いつもとは違うハンチング。



「センユウカイの………に行ってくる」と、引き戸を閉めた。



まだ幼かった私は、『それ』が一体なんなのか理解できていなかったのかもしれない。
理解できていたのは、静かな伯父が、静かな声で話してくれた『言葉』。
何度も繰り返し話してくれた『言葉』。



「ひとがひとを傷つけることはイケナイこと」だということ。



その場にいたひとでなければ発せられない『言葉』の重み。
託されたものは、きちんと繋がねばならない。
忘れてはいけない。



映画 『野火』
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監督  塚本晋也さん
出演  塚本信也さん  リリー・フランキーさん  中村達也さん  森優作さん  他

『群青色の、とおり道』

進学で家を離れる前夜。



あまり外食などしなかった我が家。
父、母、私の三人で小さな和食のお店へ。
小洒落たお店などない田舎町。
家族でなくなるわけではないけれど。
父は、ラガーを。
誰も、何も話すことなく、黙々とご飯を。





その日の朝。



いつもと全く変わらない様子で母はパートに。
父は会社を休んで。
駅までの道を二人で歩いた。
何も話すこともなく、ただただ並んで二人で歩いた。


ホームに新幹線が近づいてきたとき。
父がそっとサングラスをかけた。
歯を食いしばり新幹線に。
閉まるドアの向こうにいる父に手を振った。









映画 『群青色の、とおり道』
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なにがあっても。
どんな状況でも。
帰ってきたひとには。
「おかえり」と言えるひとでありたい。
未完成でいい。





監督 佐々部清さん 
出演 桐山漣さん 升 毅さん 井上順さん 宮崎美子さん  他。




主題歌 『電車の窓から』 back number めっちゃいいっす
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『赤浜ロックンロール』

『あの日』


宮城県にある実家からたまたま上京していた父と二人、炬燵でお茶を。
大きな揺れ、カウンターに置いてあった水槽の水がこぼれた。
テレビではアナウンサーが大きな声を。

学校にいるこどもたちのもとへ行かなければ。
通学路を走って学校に。
そのとき、二度目の大きな揺れ。
あちこちから悲鳴が聞こえた。

全校児童が校庭に避難しており。
いつもとは明らかに違う大人たちの様子に、こどもたちも硬い表情を。
当時六年生の息子と、一年生の娘を引き取り自宅へ。
リビングに入るとテレビの前で父が「ああ……」と。
画面に映っていたのは。





岩手県大槌町に親戚一家がおり。

こどもの頃に遊びにいくと、伯父が海まで車を走らせ。
「リアス式海岸というのは」などと、妙に真面目くさった顔で説明。
意味を理解できていたのか、いなかったのか、今となっては覚えていないのだけれど。
新鮮な海のごちそうをいただだき、夜は年の離れた従姉妹たちと卓球。
酒が入って大賑わいの大人たちにからかわれるのも嫌ではなく。
あの秋、幾日を過ごしたのだろうか、大槌に。


その従姉妹の娘が、看護師として病院の勤務中に亡くなった、と報せがあったのは『あの日』から何日目だったのか。






映画 『赤浜ロックンロール』
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岩手県大槌町。
東日本を襲った大震災で、最大22.4mの津波と火災により、死者・不明者1280余人。
町の85%が消失。
半年後、国と県は14.5mの高さの巨大防潮堤で海岸線を囲う復興計画を決める。


赤浜の住人たちは「海が見えねえじゃねえか」と巨大防潮堤に反対の声をあげる。

「海が見えねえと逃げられじゃねえか。見えねがったがら逃げらんねがったんだ」
「家よりも船が大事なんだ、漁師は。そんな防潮堤をつくったら、船が見えねえじゃねえか」
「自然にはかなわねんだ。んだがら人間は、考えて、知恵をしぼんねくてねえんだ」


そこで生きてきた人の声の重さ。
そこで生きていこうとする人の声の重さ。






「なーんもないの。財産も。息子たちの学歴も。なんもないの」

そう語る老女の息子『阿部力』

『あの日』からわずか一週間後、弟の『阿部守』と共に漁を再開。
2014年1月、39歳の若さで『新おおつち漁協組合長』に就任。

「なーんもないの。学歴も」と、母が言う息子が語る。

「同情で買ってもらってるんではだめなんだ。いいものを作ってそれを買ってもらうんでなければ」
そう言い、手間ひまかけて育てたワカメ、昆布、ホヤ、牡蠣を消費者へ届けることに心血を注ぐ。

「自分で働いてさ、ほんでも足んない分を援助してもらうのはいいど思う。んでもさ『まず援助』っつーのは、もう違うと思う。んだがら、オレがやってみせる」






復興支援とは。
自分の足で立つというとことは。
自然と生きていくということとは。
人の力でコントロールできる・できない境界線とは。
作品に出てくる『彼ら』の気骨とは。
人を動かす人とは。


『赤浜ロックンロール』   監督 小西晴子さん

『あん』

映画。



ある日突然『病』によって、それまで生きてきた痕跡全てを『なかったこと』に。

明日への『希望』すらも奪い取られ。

自分に非がなくとも背負わなければならない『痛み』

『閉鎖』された空間で研ぎ澄まされた感覚。

『絶望』を知っているからこその『強さ』と『優しさ』

全てをさらけ出さなくとも、引き寄せられる『ひと』と『ひと』

『託す』という『希望』

『託される』という『希望』

『繋ぐ』ことで、自らの『生きた証』を残したひとと、それを受け取ったひと。






『同情』ではなく『正しく知る』ということ。

『知ろう』とすること。

どこまでも静かに、感性を研ぎ澄ませて。





出演  樹木希林さん、永瀬正敏さん、内田伽羅さん、市原悦子さん他。

『龍三と七人の子分たち』

空がからりん。


家にいると、やらねばならないことに追われ。
やりたいことが後回し。
外にでている方が気分的に休まるという、我ながら面倒くさい性格。
座って没頭できる映画は、最高の贅沢で。


『レディースデイ』などという大変ありがたい日であるのだが。
上映している映画館が若干遠く、初めての場所であり。
「うーん」と考える。



こんな時は動いてしまえ。







関取(世帯主)が、インターネット予約なるものをしてくれ。
果てしない機械音痴の私に説明を。

「QRコードをかざすだけだから」

ほう。

「かざす」とな。






映画の当日券販売、長蛇の列。
ああ、人混ませちまっていることに加担している自分。
すまんすまんとインターネット予約の列に。


あれだよな。
なんちゃらメールを開いてだ。
青くなってるところをポチッとするとだ。
QRコードなるものがでてくるわけだ。
おお、これだ。

映画館のスタッフに確認。
「こちらをかざしていただければチケットが発券されます」

おお。
「かざす」のだな。

そろそろ順番だな。
きりっとな。
メリハリな。



画面の前に立つ。
画面には『QRコードをかざしてください』との指令が。
予習済みでござる。


かざす。

無反応。

かざす。

無反応。

あれか、レジみたいにするのか。

左から右にしゅっとかざす。

無反応。

右から左にしゅっとかざす。

無反応。

斜めにかざす。

無反応。



なんで。



通りがかったスタッフに救助を求める。

「あ、いや、画面にかざすんじゃなくて、右上のQRリーダーにかざしてください」



いや、まじ恥ずかしいっす。

世の中の便利についていけていない自分を知る。







北野武監督作品、初挑戦。
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笑いのツボ刺激されまくり。
藤竜也さん、ステキすぎ。





笑って笑って、心がからりんと。





怒りのメーター振り切れ寸前で、からりんと黄金週間終了。






明日は仕事だ。
いざ。

『セッション』

「これ、やってみて」と渡されたバンドスコア。
ドラムのところに赤い文字で私の名前が書いてあり。






中学校の部活動で、三年間来る日も来る日もマンドリン合奏の練習に明け暮れ。
コンクールが終了した時点で完全燃焼。
いい意味でマンドリンに対する思いが切れた。

高校入学と同時に軽音部に。
誰もいない教室でギターの練習。
団体行動が苦手というよりは、団体行動を乱す人々に混乱してしまう自分がおり。
実に気楽な軽音ライフを送っていたのだけれど。

年に一度、秋、片田舎にある市民会館で、三つの高校で軽音部合同コンサート。
それはいわゆる三年生だけの引退コンサート。
どこのバンドに属するでもなく。
ゆらゆらゆらと空いた教室を探して、ギターの練習をする私に顧問が与えたミッション。






部室にあるドラムを模して、自分の部屋にドラムを作る。
それは庭のバケツであったり、使わなくなった鍋であったり、その蓋であったり。
ドラムスティックだけは、町の小さな楽器店で購入。

スコアを読んで、まずは8ビートから。
バケツや鍋でできたインチキドラムであっても、基本の練習はできるもので。
手探りで、来る日も来る日も練習。






当時、日曜日だけ学校では禁止されているバイトを。
スプーンを磨きながら、なんとなくインチキドラムのことを喫茶店の御主人に話した。

「家の人がいいって言ってくれたら、夜ドラムが叩けるところに連れて行ってあげるよ」

よくよく聞いたら、その御主人は若いころトーキョーでバンドマンをしており。
車で一時間ほどのところに、『昔の仲間』がドラムを所有しているらしく。
なんだか事態をうまく飲み込めないまま、本物のドラムで練習ができることに。


「スコア見せて」と『昔の仲間』が言い、初見で見事なスティックさばき。
『おかず』のないインチキドラムで練習していた私に手取り足取りの指導。
夕方、喫茶店を奥さんにバトンタッチし、私を車に乗せ一時間の道のり。
週に二回、それはコンサートの前日まで続いた。


『なんちゃってメンバー』の私は、バンドのことはよく覚えていないのだけれど。
本番で、うまく叩けたのかも覚えていないのだけれど。


あの、暑く、熱いドラムの練習のこと。
コンサートの日、最前列に座って笑っていた御主人と『昔の仲間』のことは忘れられない。






最高に面白い映画であった(私的に)
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身体からすこんと何かが抜け、駅の階段を一段飛ばしで駆け上がった。








私は、人に恵まれている。
周りのみんな、いつもありがとう。
ブログのみなさまにも、心から感謝を。

『風に立つライオン』

ホームで電車を待っていたら、靴紐がほどけていることに気づき。
ベンチに座り、結び直す。


立ち上がろうとしたら、立てない。
誰かに引っ張られている。


平静を装いじたばたしてみる。
誰だ。
立てない。


電車が到着。
立てない。
誰だというんだ。


不思議そうな顔をしている車掌さんや、降りてきた人々から視線をそらし、スマホなどいじってみる。


ああ、電車が行ってしまった。


誰もいなくなったホームで事態の把握に努める。


ワンショルダーバッグのアジャスターがうまいことベンチの隙間に。
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ベンチの下に駅員さんがいた訳ではない。
いて欲しかったのか。
怖いような気はするが、そういう出会いも悪くない。
いや、やっぱり怖い。

その場合、何て声をかけるべきか。
「どうも」か。
日本人らしいな。

何考えてるんだ。



無駄にブドウ糖を消費してしまった。
映画館まで、さくさく歩いて行けばよかったのだ。











ぎりぎりセーフで映画。
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さだまさしさんの楽曲『風に立つライオン』がもとになった小説の映画化。



『がんばれ』という言葉の向き。
どう生きるのか。
どうやって次に繋げていくのか
何を手放し、何を掴むのか。
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『娚の一生』

映画の予告編中、あたしの足元に係員が跪く。

何のプレイ?


「お客様、発券機に500円お忘れになっておられました」


1100円(レディースデイ)しか入れてないのに。
千円札1枚と、硬貨1枚。



罠かもしれないので丁重にお断りいたす。


「ああ、そうでした」って受け取った瞬間に、警官に囲まれる的な?


ひゃー( 〃▽〃)。


今日も清々しいほどおバカだ。








職場の女子に原作をお貸ししたら、みんな『海江田醇(トヨエツさん)』に落ち。
映画、置いてけぼりくらう。

原作がいいんだよ、と思いつつ。
トヨエツさんどうよ、と思いつつ。

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トヨエツさんの『海江田醇』、やるなあ。
こんな京都弁で綺麗な中年男性、ミタコトナイ。
満腹でござる。
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『アメリカン・スナイパー』

大好きな伯父がおり。



私が小学三年生の時、母が突然車の免許を取ると言い出し。


なんでもかんでも力技で自分の決意を遂行する母は、
東北にある母の実家近くにある伯母(母の姉)の家に居候し、
小学校の夏休み中に免許を取得するという無謀な計画を立てた。



当時、米軍基地が隣の市にある、都会のはずれ、まだ田舎のようなところに住んでおり。


宅地開発途中の自宅周辺の山で遊んだり
本を読んだり
何かを作ったり
一人で飽きることなく遊ぶ子供であったけれど。

夏休み中留守番をさせるのが嫌だったのか
教習所が近くになかったのか
なんだかよくわからないままにぐいぐいと伯母の家に連れていかれた。





伯母の家は、見渡す限り田んぼの中に。
大勢の人が住んでいる、大きな家。
『おほとけさま』がいる部屋には、軍服を着た若者たちの写真が壁に並んでいた。




母は、まさにぐいぐいと朝から夜まで教習所。
伯父、伯母、そして私よりも母に年が近い従兄弟たち四人。

伯母は野菜売り。
従兄弟たちはそれぞれ仕事。
農作業をする伯父と、放し飼いにされた犬のように夏休みを過ごした。




大きな声を出すことなど決してしない伯父は、私の名前を『クン』付けで呼び。
男の子と思われてもおかしくない名前に、それはとてもぴったりとしており。


とても器用な人で、ロープでブランコを作ってくれたり、虫かごを作ってくれたり。
冷麦を二把茹で、しょうゆをかけただけのお昼御飯も、伯父が作ってくれるとしみじみと美味しく。


『センソウ』のことを、いつもと変わらない静かな声で話してくれ。
私はその話になるとなぜかいつも背中がピンとした。


『ショウシュウレイジョウ』がきたときのこと。
『シュッセイ』するときのこと。
『エライヒト』から受けた、暴力のこと。
仲間のこと。
目の前で仲間が死んだ時のこと
『テッポウノタマ』が、腕に当たった時のこと。
『センソウ』が終わったときのこと。
『ホリョ』になったときのこと。



おそらく事実のみを、淡々と、まだ幼かった私にわかりやすく。
「ひとがひとを傷つけることはイケナイこと」だということだけは何度も繰り返し。




戦争のことを自分の中でどのように受けとめ、
来る日も来る日も丁寧に農作業をし、
静かに日常を送り、
コップ一杯の晩酌を嗜んでいたのだろうか。



「おやじに戦争の話なんてされたことないなあ」と、最近従兄弟たちに聞いた。






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あの夏休みは緩くも濃厚な時間であった。
「伯父に会いにいかなければ」
そんなことを思った映画だった。
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『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』

映画。
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いつもながら、英語ができればなあと思う。









関取(世帯主)は睡眠時無呼吸症候群だ。



呼吸器科を受診。
各種検査の末、即座にCPAP療法開始。



ものすごくざっくり説明。

無呼吸を防ぐために、
寝ている間じゅう、
CPAP装置からエアチューブ(ホースみたいなもの)を伝って、
鼻に装着したマスクから気道に空気を送り続ける、という治療。




CPAP装着初日。
無意識のうちにマスクを外し、風が虚しく部屋の空気をかき混ぜており。


それじゃだめじゃん。


2日目も3日目も外す。



医師に相談。



最初のマスクより、若干ベルト部分が多くなる。



その晩も、寝ている間に外す。
次の晩も。



再び、医師に相談。



ベルト部分がさらに頑強になったマスクを渡され帰ってくる。
これがMAXのマスクらしい。
最初よりSMプレイ感が……気のせいですね。




それでも外す。



関取曰く
「外れてたら、装着してくれない?」

はい(-"-)?イマナント?

それはもはや、ワタクシ永遠の夜勤なわけで。









我が家が火事になった場合、
「ああ、そういう趣味の人だったのか」と思われる可能性なきにしもあらず。
いや、死んだ後の事まで考えなくてもいいか。



「マスクを外さないように、両手を縛ってしんぜよう」というご提案をさせていただく。



関取ソッコー装置を返却。








CPAP療法成功者はたくさんいる。
痩せていても無呼吸症候群の人はいるけれど、痩せてみればいいのに。
あれから10年経つが、ますますソウルフル。
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『マエストロ!』

映画を観に。
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中学時代、弦楽部に所属しており。
まさに朝・昼・晩とマンドリン漬け。
性に合った楽器だったのだと思う。



3年に進級するときに、それまでの顧問が転勤。
赴任してきた、若い顧問との出会いはまさにカルチャーショック。
それまでの、なんとなく練習し、なんとなくコンクールに出場し、なんともない結果で…というループを破壊。


「おまえらさ、優勝したくないの?」が、最初の挨拶で。


音楽の経験ゼロという彼は、なんのてらいもなく部員にマンドリンのイロハを聞いてまわり。
地元の社会人で構成されていたマンドリンのサークルに足繁く通い、指揮を練習。
サークルのメンバーも指導に来てくれるという熱の入れようで。


人を巻き込む力がある人の側に居られるワクワク感半端なく。
あの、指揮棒の先っちょを全身全霊で見るのが好きだった。
先生はお元気だろうか。




なんてことを思い出した、あたし好みの映画だった。








『ぐでたま』のマスコットで密かに狙っているものがあり。
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映画帰りに、上機嫌でコンビニへ。
当たるといいな。
いい大人が一袋だけ持ってレジへ。


バイトの男の子と目が合う。
…………。
息子の友達だった。



「誰にも言うなよなーーー」と小さい声で威張って言ってみたけれど。
ニヤニヤしてたな。
嗚呼。





でも、欲しいのが当たった。
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ま、いっか。
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