うづらのたまご

2015年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2015年10月
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2015年09月
ARCHIVE ≫ 2015年09月
      
≪ 前月 |  2015年09月  | 翌月 ≫

定番

バターで炒めたパスタに塩コショウ。
その上にから揚げ6個。
アルトバイエルン2本。
ごま塩をかけた赤飯おにぎり2個。


家内限定オラオラ高2息子の弁当は毎日同じ。
エーヨーのバランスだ、イロドリだなどという、勝手なハハゴコロ完全スルー。

「毎日、から揚げ弁当でお願いします」

弁当が始まる中学一年生のときに言われたわけで。





小・中・高と『このまま学校に行かないひと』になってしまうのかな、と思うこと数度。

そのたび学校の先生に話を。
「嫌われているというよりは、みんなに好かれていじられています。絡みたいみたいですね、みんな」
毎年違う先生が、毎年同じ答えを。

夜店で売られているひよこが
子どもたちにいじりたおされ
木箱の隅っこで震えている姿がなぜか頭にぽかんと浮かび。


「疲れたら休んでいいのだよ」


学校に行こうが行くまいが、毎朝から揚げ弁当を。
学校で、リビングで、自分の部屋で。
もしかしたらそれは。
慌ただしい時間の中で、絶対に変化のないもの。
彼なりに見つけた安心。
そんなものなのかもしれないな、などと。
まあ、そうやってここまでやったきたわけで。





あのさ、弁当の蓋あけるときに「また同じ弁当かよ」とか思わないのか?

「んなこと思うワケないっしょ、オレが頼んでるのに」 あそー

あのさ、クラスの子に弁当のこと、なんか言われないのか?

「青木に『それは定番なのか?』って言われたな」

なんて答えた?

『そう』て言ったけど」 あそー

いや、ハハ的には「おめーのかーちゃん、から揚げしか作れねーのか」とか思われてんじゃねーかなんて若干頭をよぎったもんでな。
ま、どうでもいいことだけどな。





今日もから揚げ弁当をリュックに入れて。
丁寧に手入れをした弓道の矢を肩にかけ。
自転車で上り坂を立ちこぎする後ろ姿。


よっしゃ、行ってこい。
夜は野菜たっぷりのスープだかんな。
日記 | Comments(24) | Trackbacks(-)

古漬け

とんとんとん、きゅうりの古漬けを切る。
「20分水にさらすんだど。塩、ぬいでけぇな」 20分水にさらすんだぞ。塩分をぬいて食えよ。
父が作った古漬けを。



同じ時刻にぶろろろろ。
近づいてくるスーパーカブの音。
仕事を終えると、真っ直ぐ家に。
「おかえり」と言うと「ほれ」と空の弁当箱。
いつも笑って「ただいま」と。


楽しいお酒を飲むひとで。
いつもみんなが集まると。
父の周りは「あはははは」
お酒で失敗することも。
母のお小言を聞いた後、舌を出して「あはははは」


涙もろいひとで。
ひいきの野球選手が引退する日。
苦節何年だかの歌うたいが賞をもらった時。
ワタシが上京する日はサングラスの下で。
末期がんの兄を見舞っては。
飼い犬の『ポチ』が死んだと、電話の向こうで。


こどもが好きなひとで。
こどもたちの誕生を誰よりも。
いきなり上京してはこどもたちの驚く顔を。
いたずらされても「あはははは」
泣き止まない娘をいつまでも。


こどもたちの小学校の運動会を楽しみに。
『敬老の席』に座る後ろ姿は年々小さく。
それでも児童たちに請われて玉入れ合戦。  小学生との交流競技
走るこどもたちに声援を。
足をさすりながら声援を。


糖尿病の合併症に苦しみながら。
痺れる足を引きずるように。
重たい古漬けを持って。
きっと顔を歪めてこの急坂を。
それでもドアを開けると笑った父が。


そばにいてあげられたなら。
うるさいくらいに小言を言ってやったのに。
もしかしたら。
好きなお酒をやめずにすんだかも。
今も一緒に飲めたかも。


もうすぐ娘の運動会。
小学校最後の運動会。




パリパリパリ、古漬けを食べる。
「冷蔵庫でしゃっこくしてけぇな」  冷蔵庫でつめたくして食えよ。
父が作った古漬けを。



今年もそろそろ来るな
日記 | Comments(24) | Trackbacks(-)

お仲間

駅前スーパーで、現在高校二年生の息子の小・中学時代の同級生母に声をかけられ。



「久しぶりー、ねえ聞いてよ、もう!」
はいはい。

「息子に洋服を買ってきてやったら『ぽいっ』てされてさ」
あれま。

「何が気に入らないんだかわかんないけど、私が買ってきた洋服一切着ないの」
へー。

「しょうがないからさ『どんな服が好きなの?』って聞いたら黙ってるの」
ふーん。

「これは作戦を変えるしかないわね、と思ってね『じゃあどんな服が嫌い?』って聞いたらさ、

『かあさんが選んでくる服全部』 ってしれっと言うのよ!どゆこと⁉︎」
あはは、強烈だな。


「笑い事じゃないわよっっ」 なんか今オコラリタか?
まま、どこも同じようなもんさね。







いや、息子くん『一本』だな。
よそんちの反抗期話って、なんでかわいいんだろな。
日記 | Comments(12) | Trackbacks(-)

ものは言いよう

「あのね 最低の評価はひとつもなかった(´・_・`) から」
スイミングから帰宅した娘のたまう



あ、はいはい。
スイミングのテスト不合格だったのね。

4項目4段階、全てがAで合格
『Cが4つ』ってとこか、ハハ予想
大丈夫、落ちても怪我しないから
日記 | Comments(12) | Trackbacks(-)

うしのあゆみ

朝、和太鼓サークルの代表から「急用のため練習は中止」と、一斉メール。
一台しかない『大胴』は代表の車に積んであり。
いつも何よりもサークルの活動を優先し、なんとか都合をつけてきてくれる代表。
仕方ないっちゃ仕方ないのだけれど。

いつもお借りしている練習場。
当日のキャンセルは使用料が返金されず。
『大胴』がなけりゃ、ないなりの練習をすればいいわけで。

代表の許可を得て、練習場のキャンセルをキャンセル。
「締め太鼓と笛の練習してます。自己練に使いたいひとはどうぞ」
メンバーに一斉メールを。


「誰も来ないかもしれないな」などと思いつつ、練習場へ。






8年ほど前。
和太鼓がやりたくて入ったサークルではあったけれど。
ママさんサークルの色合いが色濃く。
ほとんどの時間をお喋りで過ごすという「あらら」な状況で。
太鼓好きなメンバーがどんどん去り。

そんなとき、代表が出産のため半年ほどサークルが休みに。
ワタクシは別の太鼓教室に。
太鼓が一人一台割り当てられ、充実した練習内容ではあったのだけれど。
やはり『田楽座』のやわらかく、基本を踏まえた上での型にはめられないスタイルが心地よく。

サークルの練習が再開され。
代表の「どんどん変えていいよ」という言葉で少しずつ。
新しい練習法
講師を呼んで新しい曲への挑戦
地方での講座参加
太鼓好きを集めるべく、和太鼓体験教室開催
依頼があれば演奏


『ママさんとしての居場所』を求めてきたひとにはその居場所を。
『太鼓がやりたいひと』にはその居場所を。
目にあまる参加の仕方に、一度だけ苦言を吐いたこともあったけれど。
少しづつ、少しづつ変化が。






「『水口囃子』の笛の練習がしたいので参加します」

「少し遅れますが行きます」

「『花火』の締め太鼓教えてくれる?」

お囃子は大胴だけではできない。
ひとりではできない。
観ているひとにとって花形は『大胴』なのかもしれないけれど。
『大胴』『締め太鼓』『鉦』『篠笛』全てが必要で大切。
そこに気づき始めたメンバーたちからの嬉しいメール。





一番乗りの練習場で部屋の準備。
足袋に履き替え、両手にテーピング。
ストレッチは丁寧に。



「職場から借りてきましたー」とメンバーが
14432167430.jpeg



わお、マジか。 やっぱりあると嬉しい『大胴』
よしゃ、今日は五人で練習しよう。
日記 | Comments(14) | Trackbacks(-)

小網代の森

三崎口の駅からてくてくてく。


「バスに乗ろうかな」ちょっと思ったけれど長蛇の列のバス乗り場。
まあいいか、と歩き出す。
『三浦三十三観音御開帳』のときに歩いた道をてくてくてく。



引橋入り口から河口を目指す。



きれいに整備されたウッドデッキ。
虫たちの鳴き声。
生い茂る『シダ』
久しぶりに見た『ガマ』 チョット触ってみる、あ、こんな感触
こんなに大きくなるんだ『ジュズダマ』 ああ、ほしい
好きなんだよな『ツユクサ』
緋色の彼岸花に黒アゲハ。
このトンボはなんて名前だっけ。


そして森と海のつなぎ目を
14429453670.jpeg




宮ノ前峠入口から森を抜けて。




三浦七福神のひとつ『白髭神社』
14429236230.jpeg




さてどうするか。
バスで三崎口駅に戻るか。
バスで三崎港目指すか。
それとも。
やっちまうか。


三崎港までてくてくてく。
ビール&まぐろ目指して、てくてくてく。


真光院
圓照寺

寄り道しつつ、てくてくてく。





三崎港に到着、まーさーかーのー大混雑。
どのお店も長蛇の列。 おお、遠ざかるビール&まぐろ
そうだよな。
連休だもんな。
ワタクシだって大混雑に加勢してんだよな。



で、こうなる
14429235250.jpeg





帰りはバスで渋滞込み17分。
何時間歩いたんだっけな。
すげえな、早えな、当たり前だな。

AzTakさんありがとうございます。やっと行けました。

『お父さん、チビがいなくなりました』

西炯子さんの描く男のひとはなんでこんなに魅力的なのだ。



『娚の一生』という作品に出てくる『海江田醇』どストライク。
実写版ありえねーなどと思いつつ映画館。
豊川悦司さん演じる『海江田醇』、関西弁に萌え。

いーや、こんな51歳そうそういるわけねえ。
ありえねえ。
現実を見ようではないか。
という着地。

やっぱ原作だ。





『お父さん、チビがいなくなりました』

三人の子供が巣立ち、夫婦と猫一匹で静かに暮らす晩年。
70歳のお父さん、実にヨロシイ。
無口、頑固、無愛想。
お母さん、実にかわいらしい。


小さな事件のあとのお父さんマジすか告白。



いーや、漫画ですから、と思いつつ。
ないない、と思いつつ。


西炯子さんの描く世界にどっぷりはまる。

結局西炯子全作品読み耽る「やっちまったな」な一日
ほんをよむ | Comments(4) | Trackbacks(-)

見つけた、秋

早朝。

「『80.3kg』になった」 ドヤ顔で関取(世帯主)仰る。

ほお、そんだけスリムになったら家の周りの草取りできるね。 お隣の家との境、フェンス下がヒジョーに狭い

「あ、そこまでは痩せてないから」 どの口が言うんだこの口か



昨日の続きなど。

家の周りのフェンス下の草をすこしずつ抜く。
ダンゴムシがなんだかとても忙しそうにあちゃこちゃと。 ナニモシナイヨ
ピンクのオシロイバナがまだ元気に咲いていて。
季節感がばらばらなことになってしまうけれど。
娘が楽しみにしている『種集め』
ま、いっかとそのままに。
せっかっく生えた草たちに、すまんすまんと作業を。


やっと猫の額に到着。
鉢植えの土を入れ替える。
ハンギングバスケットの花は、やっぱり赤いシクラメン。
うん、やっぱ冬がくる感じ、するかも。



まだ青いけれど千両 ハヤクアカクナレ
14427594980.jpeg



ブルーベリー終盤
14427594840.jpeg

「かあさんかあさん、ブルーベリー食べていい(´・_・`)?」
いーよ、洗って食べて。

「はーい」

うん、とってもいいお返事だね。
でも。
そのまま口に入れたの、ハハが知らねえと思ってるだか。ま、死にゃせん





大きな鉢植えの植え替えを終え。
ぽかんと空を見る。
いつの間にか秋の空。

ハナミズキの葉っぱが揺れたとき、横からほわりと甘い香。



金木犀
14427517820.jpeg




あ、そうか。
もう秋なんだ。







「『81.3kg』に増えてる」 関取(世帯主)肩落とす。


なにこの嬉しい感じ。
日記 | Comments(10) | Trackbacks(-)

秋支度

家周りの手入れ。


「今年はシクラメンを植えないの?」息子と娘に言われ。

特別好きな花というわけではないのだけれど。
涼しくなると、玄関先と猫の額には毎年ガーデンシクラメン。
毎年ひとりでわさわさと植え替え。
いえのひとたちが気づいているのか甚だ疑問ではあったのだけれど。

ああ、それなりに『シクラメン』で季節を感じていなのだな、などと。
今年はさぼってしまおうかと画策していたのに。
まあ、いいか。


我が家の定番っつーことで
14427518010.jpeg




道路に面した木を整え、草を抜く。
しゃがんでずいずいと草を抜いていたら背中に熱い視線。
振り返ると坂の上。
すでにあひゃんあひゃんあひゃんとなっているキャバリアの『くり』ちゃん。

手袋を外しつつ、しゃがむ。
猛然タックルからの、顔面べろべろ、あひゃあひゃあひゃあひゃ腹撫でて、からのうれしょん。


「もう、いつもごめんなさいねー」
あはは、ところでくりちゃん何㎏ですのん?

「2kg痩せて12kgなんです。もう動物病院行くのが恐怖で」

キャバリアにとって12kgっつーのがどういう値であるかは知らないけれど。
ぶつかり稽古なみの当たり半端ねえ。やったことないけど

ずーりずーりと首輪を引っ張られ、くりちゃん強制連行。
家に着くまでだいぶスリムなことになりゃしないだろうか。





玄関横、ちまちまと草花を植えてるコーナー。
ぽこぽことまるい花がかわいいアルメリアの株分け。
どこまでも陽気にあっちゃこっちゃ伸びているアイビーは床屋さん。


「いらっしゃい」をしてくれている『トリオ』
14427518160.jpeg

長年のお勤めで、のっぺらさんに。
マジックで顔を描いてみる。
眉毛書いちゃおっかなー、カトチャンペみたいな髭かいちゃおっかなー、ココロノツブヤキ

客人のいらっしゃいは頼んだぞ、三匹。





さーてと立ち上がったとき。
坂のしたからちいさなおねえちゃんと、もっと小さな妹ちゃん。
「えんえん」と泣くちいさな妹ちゃんを、ちいさなお姉ちゃんがなだめながら坂の上を目指す。
ちいさなおねえちゃんの必死さがなんともいじらしく。
「ふたりともえらいねー」と言ったら、ちいさな妹ちゃんが「えへへ」と笑い。
それにつられて、ちいさいおねえちゃんとワタクシも「えへへ」と笑った。
日記 | Comments(4) | Trackbacks(-)

葉っぱの形をした小さな小さな匙で水を二杯とすこし硯に。
背筋を伸ばして墨を磨る。
しゅりしゅりしゅり、磨ると墨の香。


一番乗りの写経場。
落ち着く最後列の右端に。
しんとした部屋で墨を磨る。


さらさらしていた液体が。
だんだん墨にまとわりつく。
もう少し。


家にあれば便利だろうか。
思ったことも。
物が増えるのは不得手、これでいい。


液体がゆるゆるゆる。
墨で硯に丸を描く。
すこしとろんとしたら墨を置く。


姿勢を整え。
呼吸を整え一文字。
筆先の癖は今日のえにし。


『願』よりは『祈』を。
14424448420.jpeg








静かな光則寺へ。
14424448660.jpeg





『己こそ己のよるべ、己をおきて、誰によるべぞ。よく整えられし己こそ、まこと得難き、よるべなり』
おしえてくれたひとがいて。




あ、そっか。
こんがらがっていた頭の中が解ける。
忘れ物を見つけた。
そして。
いらないものを削いだ。

ドーナツの返

頭の中がこんがらがっているときの最終兵器は掃除。


靴箱の中の靴をだーっと陰干し。
一回目の洗濯が終ったら。
二階のカーテンを洗濯機に。
窓をくるくるくると。
バケツに水を汲んで、ベランダをブラシでごしごしごし。
ええい、網戸も洗ってしまえ。
この際、ベランダも。
ついでだ、エアコンも。


目覚めたらすぐに空を。
強度の近視・乱視ではあるけれど。
まず空。
空がきれいに見えるように。
雨続きで汚れのついた窓をくるくるくる。
佐藤嘉風くんのCDをエンドレスで。


だーっと並んだ靴を磨く。
玄関先に座って靴を磨く。
くるくるくると靴を磨く。





靴をくるくるしていたら

「アローハー」

息子が幼稚園のときからのおともだちのハハ、ゆみちゃんが。
なんとも『あっけらかーん』とした、我が家から70歩くらい坂の下の住人。
つかず離れずで13年。
気が向けば一緒に寺巡り。


「こないださあ、お客さんからハンカチプレゼントされちゃって」 ゆみちゃんは喫茶店のウェイトレス
へええ、よかったじゃん。

「私にですか?って何回も聞いたの。そしたらさ、『あなたいつも親切にしてくれるから』って言われてね」
うん、そっか。

「なんか、私、涙出てきちゃってさあ」
うん。

「いっつも『クルクルパーマ』って呼んでたのに、心の中で」

ひどいな

「ちょっと反省しちゃった」
あはは。


「でね、こないだはドーナツありがと。元気になった。好きなのは売り切れだったんだけどさ」

そう言って、手のひらをひらひらさせて坂を下りて行った。



うん、よかった。
じゃあ、ごちそうになろうかな。
14420603660.jpeg


なんか元気出てきたし。
いろいろキレイになったしな。
日記 | Comments(6) | Trackbacks(-)

ぐるぐる

最近『幽霊部員』の如く、存在が『幽霊家族』の家内限定オラオラ高2息子。

学校だー
部活だー
試合だー
文化祭だー オベンキョハドコサイッタダ

わちゃわちゃわちゃわちゃがさがさがさがさ。




顔を合わせりゃ「メシ、カネ、だりい」
部活のない休日ほぼ寝たきり。

れーぞーこの前で鉢合わせ そういえば最近横になってる息子しか見てないような

あれ、背伸びました?

「だりい」

もはや一般言語でのコミュニケーション不能。




わしわしわしとパスタを食す息子に問う。

『リア充』ってな、なんだ?
「ググればいいじゃん」


あ『ぐるぐる』で調べるのか。

「グーグルなっっっ」


『オラオラ』を10段階にして10がMAXとしてだ。
本日『7オラオラ』ってとこか。
会話成立してるもんな。
ほどよいな。
ふ。


ちょっとボケてみただけなのに、そんな真顔で言わなくたってさ
日記 | Comments(10) | Trackbacks(-)

12

「おめでとうございます、女のお子さんです」


お腹の中がよほど居心地がいいのか、予定日を過ぎても産まれる気配がなく。
陣痛促進剤を使うべく9月11日入院。
なんとなく眠れぬまま一晩を病院のベッドで。
9月12日、朝から点滴開始。
規則的に陣痛の波。
そのとき「心音が下がってきました」と、助産師さんが。
ばたばたばたと先生を呼びに。
「帝王切開になるかもしれません。ご主人に連絡しますね」



「羊水の量が多いのです。もしかしたら何か先天性の疾患があるかもしれません」と、定期検診で。
どうしたらいいのかよくわからないまま、病院からの帰り道『とうさん』に電話を。
「羊水の量が多いらしいんだ」と言ったら
「そっか、なんだか気持ちよく泳げそうだね」
そのなんとも牧歌的な返事を聞いて「考えるのはやめよう」そう思った。



切迫早産で入院することになったのはそれからほどなくして。
「もう少しお腹の中にいるんだよ」
「もう少しおおきくなってから会いにおいで」
お腹の張り止めの点滴の副作用でひどい動悸のなか、あなたに。



四つ上の『おにいちゃん』が心配で。
『安静』を条件に退院。
幾日も幾日も家のベッドの上で。



『男の子』か『女の子』は、会うときまでのお楽しみ。
『おにいちゃん』のときもそれは同じ。
必要最低限のものを、お腹が張らないように家の中をそろそろそろと準備。
おさがりはたくさんあったけれど。
『とうさん』に頼んで、新しいベビー服を。
『てんとうむし』がついた白いベビー服をあなたに。



「あ、心音が戻ってきました。このままいけそうです。がんばって」
それからのことはあまりよく覚えていないのだけれど。
ぼんやりとした意識の中で、やわらかいあなたを抱いたとき。
はらはらはらと涙がこぼれた。



体重2840g、身長49.5㎝で産まれたあなたが、こんなに大きくなった。
あまりステキなハハではないのだけれど。
ここにきてくれてありがとう。

14421192390.jpeg

焼肉食い食い『リア充』なるものをハハに説明する『12才』になった娘へ
日記 | Comments(30) | Trackbacks(-)

のった!

「あのさ、お願いがあるんだけど」

ウスイから電話。



お互いの娘が通っているモダンバレエ教室。
ハハたちもれなく順繰りで役員。
『カイチョー』などと言われたところで、つまるところは『お世話様係』なわけで。
名簿作り、連絡網作り、講師へのお礼、配布物の準備、発表会の細々とした仕事etc。
さくさくさくとウスイはこなす。


発表会のリハーサルで衣装を着て踊る彼女の娘さん(なかなかな体格)を指差し、
「『ステラおばさん』に似てね?」 『ステラおばさんのクッキー』すよ衣装もな
不意を衝かれたその一言が、まさに笑いの急所直撃。
気持ちを切り替えても切り替えても、娘さんのことが『ステラおばさん』にしか見えなくなり。
リハーサルの間じゅう悶絶。


発表会後、話し込むママさんグループを気にする風でもなく。
「さっさと片付けて、さっさと帰って、風呂入ってビールだぜ」でお互いの意見が合致。
そんなサバサバ感が実によろしく。


毎年ある『発表会の打ち上げ』という名の飲み会は、ウスイが幹事だから出席。
だからと言って、お互い電話するわけでもメールするわけでもなく8年経過、本日まで。






「あのさあ、来月プロレス一緒に観に行ってくんね?」
プロレス?

「実はさ、ちょーっとはまってるんだわ『キクタカズミ』ってレスラーに」
ふーん。

「それがさあ、イケメンなのさ弱いけど」
あははは、弱いのか。

「うん、でもいいんだよねー。なんかさ柄にもなく乙女になっちゃって、一人で観るの恥ずかしくってさあ」
ふーん。

「いっつもさ、言ってんじゃん『佐藤嘉風くん』って。その気持ちわかったのさ」
あーね、嘉風くんはいいよね、実にいい。 乙女であるかははなはだ疑問だ

「技で『しめて』『おとして』ほしいぐらい好きなんだよね」
あははは、そっち? いつさ。


「ビール3杯おごるからさ」

のった!



ビール3杯+プロレス+乙女なウスイ  楽しみじゃねえか  ところでいつなんだ
日記 | Comments(18) | Trackbacks(-)

『LOIN DES HOMMES』

雨がざあざあざあ。


こどもたちの通学路にある幹線道路。
毎朝アオヤマさんが旗を持って、横断歩道を渡るこどもたちを見守ってくれていて。
こんな日は、一緒に。


家の仕事を片付け、映画館。


2スクリーンしかないミニシアター。
映画名を言って、チケットを。
苦手な最新式の発券機ではなく、チケットは手から手へ。

ふだんはあまり飲まないのだけれど。
なぜかここに来ると必ず『瓶コーラ』
チケット売り場で見るそれはなんだかとても美味しそうで。
「瓶だからいいのかな」などと思いつつ毎回。


14417806660.jpeg


席が指定されているのは便利だけれど。
椅子を見てから座る席を考えるのも悪くはなく。
今日の気分はこのあたり。

飲み物を置くところも、傘を立てるところもないけれど。
そんなに困ることではなく。
むしろこのくらいの方が居心地がいいわけで。

映画を観たいのはもちろんだけど。
この映画館が好きなんだ、きっと。





原題『LOIN DES HOMMES』  邦題ぴんとこず
14417807170.jpeg


全く違う人生を歩んできた『ひと』と『ひと』
ほんの少し、タイミングがずれていたら出会わなかったのであろうか。
それとも。
やはり出会うように。
なにかで繋がっていたのであろうか。

重要な選択を迫られたとき。
背中を押したのが、いっときの温もりであったのなら。
その存在は計りしれない。

監督 ダヴィルト・オールホッフェン
原作 アルベール・カミュ
出演 ヴィゴ・モーテンセン、レダ・カテブ、他






たいへんな雨。
皆様が、どうかご無事でありますように。

うづら
えーがをみる | Comments(8) | Trackbacks(-)

我が家の法典

「83.3kgだから」

朝、関取(世帯主)がものすごい ドヤ顔 で仰せになり。



日記捜索。

5月9日付近が99.9㎏であり。
5月27日、糖質制限ダイエット宣言。

何を言っても聞く耳持たず。

7月1日、ワタクシ『我慢のコップ』とうとう溢れ、キレる。


ほうほう。 日記って便利だな


その後も我が道街道すり足でどこまでもまっしぐら。

そんな食べ方してからに。
身体壊すっっつーに。

何を言っても聞く耳持たず。



夜、関取からLINE。

「健康診断の結果、尿酸値激増でした(>_<)」

ほらね。 スマホに向かって大きなツブヤキ 



帰宅後。

「尿酸値下げる食事に変更しようかと…」 関取仰せになる。





『馬耳東風』 には 『馬耳東風』 で。

娘、出番だぞ
日記 | Comments(8) | Trackbacks(-)

「あ、財布にお金入れてくるの忘れちゃった」と、メンバーのユーコさんが。


和太鼓サークルの参加費は一回500円と決まっており。
練習後に会計が徴収。


「ごめん、次の練習日に二回分払うから」


あ、じゃあ今日の分は『十一』でな。ノートに書いておくけん。 通りすがりにちょっと言ってみただけー。


「商品券ならある。商品券でもいい?」←完全真顔+必死。

いや、そんなに必死にならんでも。
近所だし、ちゃんと取り立てに行くけん。
てか、あたし会計じゃないしあはは。
日記 | Comments(0) | Trackbacks(-)

呼吸

ひと月ぶりの和太鼓練習日。

『太鼓を叩きたくて』というよりは『囃したくて』

練習場の準備をさくさくさく。
足袋に履き替え、テーピング。
全身のストレッチは丁寧に。




参加できなかったお祭りでの様子を、黒一点の若いメンバーに聞く。

暑さのあまり、笑顔が消えて演奏。
「『笑顔でいきましょう』って、声かけました」
うん、そっか。




ひと月ぶりの練習日をメンバーが心待ちにしていたことは、参加人数の多さと、「早くやろうぜ」感から。




さあ、苦手意識が強かった『水口囃子』から。

六月に助っ人『竹さん』の指導を受け。

大胴は大胴の
締め太鼓は締め太鼓の
篠笛は篠笛の
鉦は鉦の

メンバーそれぞれが自分の持ち分を明確に認識。

技術的にはまだまだであるけれど。
メンバー全員が、身体全体で同じリズムを刻み。
誰かが躓いても演奏を途切れさせることなく、うまくいくまでみんなでカバー。
この一体感が何よりも心地よく。




『ぶち合わせ』 『花火』 と練習が進み。


最後は長い時間をかけて練習を重ねてきた『山のお囃子』


跳ねながら吹く篠笛はなかなかキツイのだけれど。
メンバーみんなの楽しそうな顔があると、やっぱり。


窓ガラスの向こうに老紳士がひとり、左手に缶コーヒーを持って。
篠笛を吹きながら、メンバーに目くばせ。
今日は、あの方に。



「なかなかなもんだね。何よりも、みんなの笑顔を見ていたらこっちまで楽しくなっちゃったよ」

それがここの目指しているものであり。
何より嬉しい言葉なわけで。

14415469150.jpeg




ようやく、呼吸(いき)が合ってきた。

こんな日のビールは美味いにきまってらあ。おやっとさー。
日記 | Comments(10) | Trackbacks(-)

ソーラン節

「かあさん、かあさん、今日ね『ソーラン節』の練習やったよ」

娘が通う小学校の運動会。
体操着の上に黒い法被、赤の長いハチマキ、そして裸足。
六年生が踊る『ソーラン節』が娘の憧れで。





娘が一年生のとき、息子は六年生。
プログラムは、こどもたちが出る種目にマークを。
ビデオ撮影をはなっから諦め、本部テントの後ろで声援。


ダンスが苦手な息子が心配で。
それほど気にしているふうではなかったけれど。
前夜なかなか寝付けずに何度も寝返りを。


運動会の朝、いつもと同じように送り出したものの。


「次は六年生によるソーラン節です」アナウンスが流れ。
裸足の六年生が走って自分の定位置に。
軽快な前奏を聴きながら息子を探す。


真面目な顔をして、一生懸命に『ソーラン節』を。
センターで踊る男の子とはくらべものにならないけれど。
ぶきっちょなりに、一生懸命『ソーラン節』を。


「ね、あれふざけてんじゃないの?ウケるし」
後ろから肩を叩かれ、息子を指さした知り合いに言われ。
「うん、あれすごく頑張ってるんだ」と息子から目を離さずに言った。


上手にできなくても。
失敗しても。
誰がどう思おうと。

顔を真っ赤にして一生懸命に踊っている息子が、ただただいとおしかった。





「どっこいしょー、どっこいしょー」
リビングで娘が。
「『どっこいしょー』の時にさ、倒れそうになるんだよ」

うん、いいんだよ一生懸命やれば。
よーし、じゃあ一緒に練習しよっか。
日記 | Comments(4) | Trackbacks(-)

ち?

朝、職場の更衣室で、いつでもどこでも誰にでもはっきり物申す年下女子のたまう。


「今朝さ、すっごく朝早く目が覚めちゃって おばさん になったかと思った」

あはは、世間一般的には 立派なおばさん だし。ここでは最年少だけど。気づいたほうがいいぞ。



年下女子まさかの 舌打ち



よーしよしよしよし。
気分は絶賛ムツゴロウさん。

本日のウォーミングアップ終了。
日記 | Comments(6) | Trackbacks(-)

ハハ友進化形

白いシャツを着てみたのだけれど、しっくり こず。
「やっぱTシャツだよな」


毎年、小学校の運動会で競技を観る場所は『本部テントの後ろ』と決まっており。
そこで、ここ何年か必ず一緒になったのがサトコさん。


息子の同級生のハハであるサトコさんとは、なぜか運動会の時だけ隣あわせで声援を送り。
運動会の1日だけを笑って過ごすという仲だったわけで。


去年の秋の運動会が、サトコさんの娘さんの小学校最後の運動会。
小学校で一緒に観戦するのは最後(我が家の娘は5年生だった)。
どちらともなく「今度一緒にごはんでも」


今年の7月にサトコさんから「ごはんの予定どう?」と連絡があり。
運動会から実に10ヶ月後に約束が実現するという、時代の流れに逆行するのんびり加減がなんとも。


待ち合わせ場所に来たサトコさんもやっぱりTシャツで。
目指すは焼き鳥屋さん。


ビールで乾杯し、焼き鳥をあれこれ注文。
お互いの息子の近況やら、一つ年は違うけれども娘たちの様子。
「あはははは」と時間が過ぎていく。


お寺さんに嫁いで、お姑さんと同居して、幼稚園の先生をやりつつ、三人の子供を育てているという。
ワタクシなら3日持たないであろう状況の中で。
「あはははは、全部テキトーだからねー」と笑って、ずいずいずいと生きているサトコさん。


女同士飲む時に一瞬漂う、妙に無言の時間は「で、ぶっちゃけ歳なんぼ?」のせめぎ合いなわけで。
それがヒジョーに面倒くさいのでお互いさっさとカミングアウト。


これが同じ年、同じ月、日にちが11日違うだけというまさかの誕生日。
「なんだ、同級生じゃん」
そこからいっそう「あはははは」加速。
ひとの悪口を酒の肴にしない「あははは」時間は非常に楽しく。


それはたぶん。
息子たちが別々の高校に進学したことによって、逆に距離が近くなり。
同じ学校にいるとなかなか話せなかったことも、お互いに気軽に話せる関係になったということで。
実はお互いこどものことで悩んでいたことも、今なら話せるわけで。


「今度はさ、誕生会やろうよ、ローソクいっぱいになっちゃうけどさ」
そう言ってサトコさんが「あははは」と笑った。


「何年後の誕生会になるかが問題だけどね、ほら、お互いLINE不精じゃん」
「じゃ、LINEの文字が見える間にっつーことで」





誕生会が開催されるかどうかは疑問だけれど。
まあ、それはそれで。