うづらのたまご

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田楽座ライブ@葛飾シンフォニーヒルズ

夏休み
母に連れられ伯母の家
日が傾きかけたころ
涼しい風に連れられたお囃子

従姉妹の浴衣をほぐし
伯母があつらえてくれた
浴衣の紫陽花は
浅縹

年の離れた洋服姿の従姉妹ふたり
右手と左手に体温が
走り出さなかったのは
決して鼻緒のせいでなく




『田楽座ライブ@葛飾シンフォニーヒルズ』
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楽しみにしていた『田楽座お囃子(ハコ)メドレー』
浜のお囃子
海の太鼓
山のお囃子
太鼓囃子
寄せ囃子
海のお囃子

完璧すぎる形を追い求めない、独特なすきま感。
どこまでも柔らかい動き。
華美な演出はいらない。
観るものを笑顔にする、座員たちの笑顔。


『さんさ踊り』
断然好きな、盛岡の伝統さんさ『三本柳さんさ踊り』
身体の芯にある圧倒的な情熱。
決して表面に出てくることのない抑圧感が、ひりひりと。
短い夏を、全身で享受しているかのように。


腹の底に伝わる和太鼓の振動。
座員たちの、
だんだんとあがる息と、紅潮する頬
そして、汗。
漂う土の匂いに、甦る遠い昔の風景。
日本人であることを感じずにはいられなく。
さわさわと全身が鳥肌に包まれた。




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長野県伊那市に本拠を置く芸能集団『田楽座』
1964年に旗揚げ。
座員は共同生活という日常を送りながら、舞台という非日常を描く。
日本各地の祭り・伝統行事に伝わる民俗芸能で舞台を構成。
昨年、『鳥刺し舞い』の名手といわれた、元座長の松田満男さんがご逝去。
現在、舞台に立つ座員はほとんどが20代の若い感性のチーム。